セキュリティ
EDR・XDRとは?
中小企業に必要なエンドポイントセキュリティを解説
ランサムウェアの被害が急増する中、従来のウイルス対策ソフトだけでは不十分と言われています。この記事では、次世代のセキュリティ対策であるEDRとXDRの違いと、中小企業がどちらを選ぶべきかを解説します。
従来のウイルス対策ソフトでは何が足りない?
従来のアンチウイルスソフト(EPP)は、既知のマルウェアをシグネチャ(パターンファイル)で検出する仕組みです。しかし、近年の攻撃は未知のマルウェアやファイルレス攻撃が主流となり、パターンマッチングだけでは検出できないケースが増えています。
警察庁の発表によると、2025年のランサムウェア被害のうち約7割が中小企業でした。「うちは大企業じゃないから大丈夫」という油断が最大のリスクです。
EDR(Endpoint Detection and Response)とは?
EDRは、PC・サーバーなどのエンドポイント(端末)上の不審な挙動をリアルタイムで監視・検知・対応する仕組みです。
- 検知:不審なプロセスの起動、異常なファイル操作、不正な通信を検出
- 調査:攻撃の経路・影響範囲を自動で分析
- 対応:感染端末の自動隔離、マルウェアの駆除
- 記録:すべての操作ログを保存し、事後の原因究明に活用
XDR(Extended Detection and Response)とは?
XDRは、EDRの機能をエンドポイントだけでなく、ネットワーク・メール・クラウドなど複数のセキュリティレイヤーに拡張したものです。
| 項目 | EDR | XDR |
|---|---|---|
| 監視範囲 | エンドポイントのみ | エンドポイント+ネットワーク+メール+クラウド |
| 脅威の相関分析 | 端末単位 | 複数レイヤーを横断して分析 |
| 導入の複雑さ | 比較的シンプル | 統合的な設計が必要 |
| 費用感 | 1台あたり月額500〜1,500円 | 1台あたり月額1,000〜3,000円 |
| おすすめの企業規模 | 従業員10〜100名 | 従業員50名以上 |
中小企業はEDRとXDR、どちらを選ぶべき?
- 従業員50名以下:まずはEDRの導入を推奨。コストを抑えつつ端末の保護を強化できます
- 従業員50名以上またはクラウドサービスを多く利用:XDRを検討。複数レイヤーの統合監視で見落としを防げます
- どちらの場合も:自社での運用が難しい場合は、MDR(Managed Detection and Response)として外部の専門会社に運用を委託するのも有効です
まとめ
EDRはエンドポイント特化型、XDRは複数レイヤーを統合した次世代セキュリティです。中小企業はまずEDRから始め、必要に応じてXDRに拡張するのが現実的なアプローチです。
エントリー株式会社では、EDR/XDRの導入支援・運用代行を行っています。お客様の環境に最適なソリューションをご提案しますので、まずはご相談ください。